現場ブログ

浄化槽の撤去について

鳥取エリアにお住まいの皆様こんにちは!

鳥取地域密着の解体工事専門店のカネックスです。

鳥取エリアの皆様はいかがお過ごしでしょうか?

本日のテーマは「浄化槽の撤去について」でお送りいたします。

鳥取エリアで空き家の解体工事をご検討中の方、建て替えに伴う解体工事をご検討中の方必見の内容となっておりますので、是非最後までご覧ください。

【もくじ】

1.浄化槽の種類

2.自宅が浄化槽を使っているかどうかの見分け方

3.浄化槽を撤去する際の法的義務について

4.浄化槽の撤去方法

5.浄化槽を撤去する費用の目安

6.浄化槽撤去の費用負担を軽くするために

7.まとめ

1.浄化槽の種類

 浄化槽には、「単独処理浄化槽(みなし浄化槽)」と「合併処理浄化槽」の2種類があります。

① 単独処理浄化槽(みなし浄化槽)

 トイレの汚水だけを処理する浄化槽で以下の4タイプのものがあります。なお、単独浄化槽は、BOD除去率65%以上、放流水のBOD*濃度90㎎/L以下であることが定められています。

 この単独処理浄化槽は、平成13年には浄化槽法により製造・販売が中止となり、単独浄化槽は設置されなくなりました。しかし、現在でも、まだ合併浄化槽への切り替えが行われずにいる家もあります。

② 合併処理浄化槽

 トイレの汚水のほか生活排水も一緒に処理する浄化槽で、BOD除去率90%以上、放流水のBOD濃度20㎎/L以下であることが定められています。

※BODとは水質汚濁の指標のひとつで、水中の好気性微生物により分解されるときの溶存酸素量を表すもの

2.自宅が浄化槽を使っているかどうかの見分け方

① 浄化槽の場合は庭や駐車場に2~3枚のマンホールの蓋があります。

 浄化槽にはその種類によって、2~3個のマンホールがあって蓋が付いています。

単独浄化槽なら2枚、合併浄化槽なら3枚です。

2~3枚のマンホールの蓋がそれぞれ近いところにまとまってある場合は、浄化槽のものと考えられます。

② 下水道と浄化槽のマンホールの見分け方

 下水道の蓋は、各市町村のデザインとともに「〇〇下水道」と記載されています。

蓋も大きいので、すぐに見分けられると思います。

③ よくわからない場合には

 それでもよくわからない場合は、浄化槽専門業者の営業担当者などに相談をしてみると良いでしょう。

 

3.浄化槽を撤去する際の法的義務について

① 浄化槽内の最終清掃と消毒作業

 行政の許可を得ている専門業者に依頼し、最終の清掃と消毒作業を行ってもらいます。これをしないと、汚水や汚物が地下水路などを通って周辺を汚染したり、悪臭を放ったりして大変なことになってしまします。

② 浄化槽廃止届出書の提出

 清掃作業や撤去作業が終わった日から30日以内に、「浄化槽廃止届書」を都道府県知事あてに提出します。用紙は都道府県のホームページからダウンロードでき、自治体の窓口で申請して受け取ることもできます。

 浄化槽に関して適切に管理しないで放置することは、処罰の対象になりますのでご注意ください。

4.浄化槽の撤去方法

 浄化槽の撤去方法には、3つの方法があります。

① 全撤去

 浄化槽本体のほか、槽内の部材や装置などすべて含めて解体・撤去し、地中になにも埋まっていない状態にする。そのため、費用は3つの方法のなかで最もかさみますが、衛生面やその他の土地の利便性や法的な面において一番安心できる方法です。

② 埋め戻し

 浄化槽の部材や装置を取り除き、浄化槽本体を2/3ほど残して地中に埋めてしまう方法です。全撤去に比べると費用は少なくて済むので、価格を抑えたいときに業者からこの方法を提案されることがありますが、土地の売却や、古家付き土地として売る場合には浄化槽の一部が残っていると売却価格が低くなることがあります。また、売却してから、一部分でも浄化槽が残っていることがわかるとトラブルに発展する場合があるので、はじめから全撤去しておいた方が無難かもしれません。

③ 埋め殺し

 埋め殺しとは「砂埋め処分」ともいい、浄化槽内の汚水を取り除いた後、部材や装置はそのままの状態で埋設する方法。埋め戻しよりもさらに簡単で安価な工事だが、埋め戻しと同じように後々、トラブルに発展するリスクがとても高く、あまりお勧めできない方法です。

5.浄化槽を撤去する費用の目安

 浄化槽を撤去するためにかかる費用は5人槽から7人槽でおよそ3万円以上かかります。この金額は、現場周辺の立地条件、浄化槽の種類・大きさなどによって変わってきます。

 また、浄化槽の撤去に際しては撤去前に最終清掃と消毒作業が必要になります。これには3万円前後の費用がかかります。

清掃・消毒、そして撤去費用を合わせてまずは10万円ほど予定しておくといいでしょう。

 なお、まれに材質により撤去費用がかさむ場合もあります。実際に業者に現地を確認してもらいましょう。

6.浄化槽撤去の費用負担を軽くするために

 浄化槽を撤去する場合は、家屋を解体処分するとき、下水道設備に切り替えるとき、浄化槽を交換するとき、などがあります。いずれにしてもまとまった額の費用が必要になりますので、できるだけ経済的負担を減らしたいものです。そのためのポイントが2つあります。

①補助金の利用

 自治体によって単独処理浄化槽の撤去や、合弁浄化槽の設置に対して補助金交付の制度があります。まずは市町村窓口に問い合わせて確認することをお勧めします。

〈米子市の場合〉

令和5年度 合併処理浄化槽設置整備事業補助金/米子市ホームページ (yonago.lg.jp)

〈境港市の場合〉

合併処理浄化槽設置補助金を交付します:さかなと鬼太郎のまち境港市 Sakaiminato City Official Web Site

②日ごろからの正しいメンテナンス 

 日ごろから私たちにできることもあります。これらは一例ですが、

【台所では】

・油や野菜くずなどは流さず、ゴミと一緒に出す。

・なべやお皿のひどい汚れは紙などでふいてから洗う。

【トイレでは】

・トイレットペーパー以外は流さない。

・塩素等の劇薬や大量の洗剤等は使わない。等…

撤去に際しても、日ごろのからの正しいメンテナンスが重要となります。

7.まとめ

 実は解体工事中、自分たちがその存在をまったく知らなかった浄化槽が出現することがあります。そのときも、慌てることなく、浄化槽撤去業者へ依頼し、今回の情報を活かしていただけたらと思います。

鳥取の皆様いかがでしたでしょうか。

鳥取地域密着の解体工事専門店カネックスでは、解体工事についてのご相談を無料で行っております。解体業者選びでお困りの方はお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

鳥取エリアの皆様、良い一日をお過ごしください♪

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