現場ブログ
解体工事の粉じん対策
鳥取エリアにお住まいの皆様こんにちは!
鳥取地域密着の解体工事専門店のカネックスです。
本日の鳥取は放射冷却の影響でとても寒い朝となりましたね。
ブログ担当の私は九州出身のため、これからの鳥取の冬がどのようなものか、
まだ経験してません( ゚Д゚)
雪かきや雪道の運転など、かなり覚悟しております( ;∀;)
さて、本日のテーマは「解体工事の粉じん対策」でお送りいたします。
解体工事では、騒音、振動、粉じん、工事車両等による通行環境の変化等々によって、近隣の方々にさまざまな影響を与えます。場合によっては、クレームになり、近隣の方々との関係も気まずくなってしまうこともあり得ます。
今回は粉じんにテーマをしぼり、問題にならないための対策など、お伝えしたいと 思います。
鳥取エリアで空き家の解体工事をご検討中の方、建て替えに伴う解体工事をご検討中の方必見の内容となっておりますので、是非最後までご覧ください!
【もくじ】
1.解体工事の粉じんで起こること
「粉じん」とは、空気中に舞うちり状になっている粒子のことをいいます。
家屋の解体工事では、解体時に発生する木くずやコンクリート、砂や土などとともに、その建物が建ってきた年数分の溜まったほこりが粉じんとして発生します。
2.健康への影響
なかには「粉じん」と聞いて、アスベストを思い浮かべ、健康への影響を心配する人がいるかもしれません。確かに、アスベストやアスベストを含有した建材を用いた家屋を解体する際には、粉じんにアスベストが含まれる可能性があります。しかし、現在では、安全性を保つために解体前の調査やアスベスト対策がしっかり行われているため、解体工事の際に近隣の人々がその害に晒される可能性は低くなっています。
しかし粉じんには、ほこり、紙や布の繊維、砂や土、木くずやコンクリートの細かくなった粒子など、さまざまなものが含まれています。これらが漂う環境にいる人は、呼吸によって多少なりともその粉じんを吸い込んでいます。
おもに鼻から吸い込んだ粉じんのほとんどは呼気によって体外に排出されます。それでも、ごくわずかですが、気管や気管支、肺などに到達するものもあります。それらも、体の代謝によって徐々に取り除かれていきますが、残ったごくごくわずかな粉じんによってのどの違和感やなんらかの症状を引き起こすことがあります。
3.暮らしへの影響
①駐車している自動車
フロントガラスや車体にほこりが積もってしまう場合があります。
毎日自動車を使用しているのであれば駐車スペースに置いたままの時間が短く、粉じんの影響も少ないかもしれません。
しかし、そうでない場合は、使用するときに気になる可能性があります。
②洗濯物
工事現場近くの家では、せっかく洗った洗濯物にほこりがついてしまうということが起こりえます。洗濯物のほかベランダに置いてあるものへの影響もあります。
解体工事の期間は大体1~2週間程度です。その期間のみ、部屋干しなどでご対応いただくなどの対策が必要になります。
③室内
完全に密閉された部屋というものはないように、窓を閉めていてもほこりはどこからか入り込んできます。
室内のほか、外壁、玄関先やベランダなどに置いてあるもの、庭の植栽など、いうなれば工事現場の近隣の方々の生活空間全体が、工事の影響を受けるのです。
それだけに、カネックスでは、近隣の方々への配慮には最大限の努力を怠りません。ときには施主様とよくご相談し、近隣の方々への配慮を優先することがあります。それは、工事全体にとって、そして施主様と近隣の方々とのよりよい関係性の継続に必要だと考えるからです。
4.粉じんによるトラブル回避のための対策
近隣への挨拶回りでは、もっとも粉じんで迷惑をかけそうな時期、時間帯などを伝えます。
さらに挨拶状も1軒1軒のお宅を訪ねて挨拶をいたします。なかには数回訪ねても不在のお宅もあります。その場合には、郵便受け等に挨拶状を投函しておきます。
挨拶状は一般的には業者が作成して持参します。しかし、なかには挨拶状を作成しない業者もいるようですので、業者選定の段階で確認するといいでしょう。
①養生シートの設置
養生シートは工事現場で扱っている建材や機材の落下や粉じんや騒音を防ぎます。
状況に応じながら、一般的なシートや防じん効果の高いシート、逆に通気性のあるメッシュシートなどでビル風などの影響を抑えながら安全に工事を進めるためのものなどを使い分けていきます。
とくに近隣の家々の粉じんや騒音の影響を最小限に抑えるためには、建物周辺を囲む養生シートは穴の開いていないタイプのもの使い、シートとシートのつなぎ目も隙間がない状態で覆うようにします。
私たちカネックスにとって挨拶回りは挨拶だけでなく、養生の必要があるものの有無や工事によってどの程度の影響を与えそうか等を調べ、その家の方に養生シート設置の了承を得るといった目的もあるのです。
②散水
散水も粉じん対策として重要な対策です。
国土交通省が官庁施設の解体を行うために定めている「建築物解体工事共通仕様書」には、以下の通り散水について記載してあります。
* ブレーカー、穿孔機、圧砕機等による粉じん発生部には、常時散水を行う。
* 転倒解体を行う場合は、転倒解体箇所及びその周辺部に十分な散水を行う。
5.まとめ
粉じん等の対策は、近隣の方々に与える工事の影響を可能な限り少なくするために欠かせないものです。
工事を円滑に進めるためにも、 具体的な対策は業者が行いますが、挨拶回り等では施主様の協力も大切になってきます。近隣の状況について必要な情報は挨拶回りの際に確認を取るのですが、施主様からの情報提供もとても重要です。
カネックスでは、施主様とのコミュニケーションを大事にし、施主様とご近所様にとってよい形で解体工事が進められるよう努めております。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
鳥取の皆様いかがでしたでしょうか。
鳥取地域密着の解体工事専門店カネックスでは、解体工事についてのご相談を無料で行っております。解体業者選びでお困りの方はお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
鳥取エリアの皆様、良い一日をお過ごしください♪